ブックアート参加作家さん 林恵子さんのご紹介です

ブックアート展参加作家さん。林恵子さんのご紹介です。



The Taxi Driver’s Destiny

私の写真は偶然の所産だ。
物や場所に魂が宿っていると見える一瞬がある。その時シャッターを押す。
あらかじめ何を撮りたいというプランはないし、
また、ひとつのテーマを持って写真を撮りに行く事に興味はない。
旅に出て、ふと、気になる、物や場所にシャッターを切る。

そうして出来上がった1枚の写真を見ていると、
以前に撮った写真が思いだされる。
その2枚、または3枚の写真を組み合わせ作品を作り、ノートに貼る。
作品それ自体はノートを元に大きく、引き伸したもので、
作品のタイトルは写真を撮った場所とその年になっている。

作品全体のタイトルとして、
写真と写真の偶然の出会いを、
taxi driverのどこへ向かうとも判らない客次第の運命と重ねて、
“The Taxi Driver’s Destiny”とした。
今回の展示はそのノートの小さな再現本となる。

林恵子 プロフィール

武蔵野美術大学卒業、School of Visual Arts/Continuing Education修了
写真作家、料理教室cooking eating studio主宰,
ホカリファインアート、Kodak photo salonにて個展
作品は書籍のカバーなどに多数、使われている。
出版物/the places in my heart (写真作品move刊)
    The Taxi Driver’s Destiny (写真作品move刊)
    イチから作って、さいごまで。(料理、河出書房新社刊)
    むかし、むかし、ある所に、料理の好きな子供たちがいました。
    (料理、一部写真move刊)