現在開催中の展示

現在、安田敦子さんの展覧会を開催中です。
明日、明後日は、安田さんも、ギャラリーに在廊されるよていですので。もしよかったら、ぜひ、お立ち寄りくださいませ。２Ｆショップも開催いたします。

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Atuko Yasuda 展

１１：００−２０：００（最終日16時）

for Winter Show （文章　安田敦子）

「x２+y２+z２+u２＝０」は、ロンドンの元貴族屋敷の公園にあるギャラリーでの展覧会のための作品制作から発表までを全てこの街で行うsite specific project work の一部です。
その公園は美しく、魅力的でしたが、その街はマイノリティが多く住み、落書き、酔っぱらい、壊れた自動販売機、ホームレス、低所得者団地が多く点在する汚い街でした。
その第一印象が、私に「希望」といコンセプトで「その街」を作品にする事を選ばせました。

私にとっての写真は、量子力学的ロマンチックな解釈が可能なメディアです。
今回の展示では、光と紙とインクで出来たイメージから、それを見る人をパラドックスな世界にmappingしてくれる感触を感じてもらえれば嬉しく思います。

この作品を見た方は「ドラえもんのどこでもドア」を思い出すでしょう。
これは、アート・ヒエラルキーのパロディとして、その下層に位置しているサブカルを
いかに上層のファインアートのコンテキストで語る事ができるのかという実験でもありました。
そして、これは私の作品の共通のコンセプトでもあります。

欧米では、ドラえもんはポピュラーではないため、上手にファインアート的世界観が語られましたが、日本では、どうなのでしょうか。
TV-CMの妻夫木のび太が「もう道具に頼りたくない。自分で運転したいんだ」という様に
ここでもイメージの旅は出来るのでしょうか…。