浮世絵  刷師さんの見学

あだち版画研究所さんで開催されている
浮世絵の刷り師さんの見学をしてまいりました

浮世絵の完成には、絵師と彫師と刷師の技術が必要なのですが
今回見学させていただいたのは、刷師のかたです

江戸から伝わる技法を守って続けられているようです

http://www.adachi-hanga.com/index2.cgi

浮世絵を刷るというのは、紙の上にインクをのせるのではなくて。
木を湿らせて、顔料をのせて、和紙をおいて、竹の皮でできたもので紙をこすります。
全身で力をこめて、紙にインクをしみこませるのだそうです。
刷り師さんは、まず腰を痛めて一人前になるのをあきらめる人が多い。。。というほど。
全身の力をつかわれるようですよ
実際に刷りあがったものを手にとらせてもらうと、木型の凹凸がはっきりとわかります

道具や材料や木彫り師さん。。。どの職人さんも。今は少なくなってきていて。
この技法も今後いつまで続くのか。。。とお話されていました。

年に何度か見学会をされているようですので、是非ご覧になってください。
一人でも多くの人が興味を持って、浮世絵を見たり、買ったりして
この技術がなくなっていかないことを願うばかりです。