くっ

mermaid01012004-07-10

今日は、久しぶりに笑いをこらえました。学生時代に怖い先生を前にして、笑いをこらえなければいけなかった時を思い出しました。その笑いの原因は、中村うさぎの本です。池袋まで買出しにいくため、電車に乗り込み、中村ウサギの本を開き読み始めました。
中村ウサギとは最近はとても珍しい、破滅型人間です。例えば、ガウディや芥川龍之介青木繁、カラバジョなどなど昔から破滅型人間は存在していました。破滅型は伝記で読むから物語のように受け入れることができるのであって、実際には本当に大変な事だと思います。ただ、このようなタイプの運命を持っている人が居て、中村うさぎはそのタイプではないかなと思っています。
破滅型の運命であることを楽しんでいる中村うさぎの本は驚くほどユーモラスに仕上がっています。生き方、考え方そのものが私の考えの範囲を超えたものがあって、違いすぎて近づけない人生観がおもしろく感じるのです。今日読んでいたのは、「屁たれどもよ」という題名の本です。
最近笑っていない人、ストレスが溜まっている人、そうでない人、とにかくお勧めです。どんなに暗い思考の持ち主でも思わず噴出してしまうかもしれません。
しかし、この本を読むのには注意事項があります。それは、電車の中ではけして読まない事!!つらいです。一言一言が笑いのつぼに入り、にやにやしたり、しまいには、ぷっと噴出したりなど・・・。そして、最後に、中村うさぎの生き方はすごいな〜と思うと思います。