最近、漫画を大人買いしました。大人買いというのは、まとめて全巻購入することです。
小学校の頃から愛読していたもので、篠原千絵さんという作家さんのものです。

この作家さんの作品は、何時も、女の子が、現実と異世界の間で強く生きる姿を書いています。

ギリシャ神話に、とても有名なヴィーナスという女神がよく登場します。この女性像の原型とされているのが、アスタルテという女神です。この女神は、色々な名前で呼ばれることがあり、イシス、イシュタルなどなど、いろいろな呼び名があります。豊穣の女神でもあり、戦いの女神でもあります。篠原さんは、こんなマニアックな女神像を取り上げて漫画を描いていたりもします。アスタルテと現代に生きる女の子をおもしろく結びつけ、まとめています。

昔見て面白かったものを、何十年後かに読み返しても、変わらずに良さを感じられたことに驚きました。おそらく、もう何十年か経っても、この作家さんの描いた漫画に対する思いは変わらないような気がします。