釣りバカ日誌

私は、『寅さん』をきちんと見たことがありません。海外の人達が日本の研究をする時に、頻繁に取り出されるのが『寅さん』だと聞きます。外国の研究の人達は、これぞ日本人の精神と考えているようです。私は、日本人なのに寅さんを見たことがないので、何だかあべこべな感じですね。

寅さんと同じ匂いのする映画・・・、それは、『釣りバカ日誌』ではないでしょうか?私は、この映画もきちんと見たことがないのですが、同じような雰囲気を持っています。

現在、1階のギャラリー空間では、釣りバカ日誌のワンシーンを再現するという課題のために、早稲田大学芸術学校の映像学科の学生さんたちが撮影をおこなっています。

演技しているシーン:『桂(ヒロイン)が雨宿りをするために入ったギャラリーで、透に出会います。その時に、透が桂に、雅子という女性を紹介します。桂は軽い嫉妬を感じます。しかし、話の流れで雅子は透の弟だと分かり、ほっとする・・・。』

なんだか、なさそうでありそうなシーンです。2階まで聞こえてくるセリフなどを聞いていても、ギャラリーでよく聞く会話だな・・・と思いました。異様に『どーも、どーも』が多いのが気になりますが・・・。

今回の撮影では、飾ってある絵や空間や演じている人たちがどことなく現代風です。実際の映画のシーンを見たことがないのですが、実際の映画では、ちょっとレトロな雰囲気の画廊を会場に、ある程度年齢のいった人達ではないかと想像します。きっと、何となく『寅さん』や『釣りバカ日誌』匂いのようなものが感じられるシーンなんだと思います。

今日は、リハーサルのようなので、本番が楽しみですね。
きっと、学生さんたちならではの独特の『匂い』が作り出されるのだと思います。