組立展のお知らせと「肝心の子供」を読んだ感想を少し。。。

6/16（月）〜29（日）に永瀬恭一さんと古谷利裕さんの「組立」展が開催されます。
「組立」展、masuii R.D.Rでは共催させていただいています。

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＊組立展でゲストとしていらしてくださる磯崎さんの「肝心の子供」を先日電車にゆられながら読んだので少しだけ感想＊

泉鏡花の本を読んだ時みたいに、音楽みたいにリズム感がある文章だな・・・
と感じつつ、ゆらゆらとゆられながら読み始めました。。。

ブッダ〜ラーフラ〜ティッサ・メッテイヤと子供が生まれて、
つぎつぎと子供が生まれて繋がっていく様子が描かれています。

人間が生まれて、繋がって、また、生まれて、繋がって・・・・っといったおおきな「流れ」のことが、とても大切にかかれているな。。。っと感じました。
一方、主人公が次々に生まれた子供へと移っていって、
それぞれの子供の個性がそれぞれが主体になって詳しくかいてあったり、

ブッダやブッダの息子などといった身近ではないような感じなのに
急に現代の生活にありそうなことになったり。。。。

最初は読みながら「あれ？」となるのだけど、
文章の中に「ものすごく宇宙みたいに遠くから見ている感じと、
ものすごく近くから見ている感じと」が混ざり合っていて、
その行ったりきたりが、好きだな〜と思いました。

あまり、感想を書いてしまっても、
皆様がこの本を読む妨げになるといけないので。。。
是非是非、本屋さんで買って読んでみてください＊

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「組立」展では、小説家の磯崎憲一郎氏と古谷利裕の
公開対話を行われます。

●ゲスト/磯崎憲一郎さん
　1965年生まれ
　2007年、「肝心の子供」で文藝賞受賞

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最後に磯崎さんの新作が文藝に出られているということなので
サイトを添付させていただきます