黒澤明の「羅生門」「7人の侍」

黒澤明の「羅生門」を見てみました。そして、「7人の侍」は今見ている途中です。
実は、黒澤明の映画は「8月のラプソティ」と「夢」を見たことがあるだけです。
知人に絶対にこの二つは絶対に見るべきだと言われて、素直に見てみることに。。。

まだ「羅生門」しか見終わっていませんが。
頑張ってみないとつらいのかと思っていたら、なんだか素直に面白い。。。

見終わった後、思わず、太宰治の「羅生門」を読んでみたり
あ。これが原作ではないのかと気がつき「藪の中」を読み直してみたり。
読み直して、やはり、「羅生門」が原作なのかもと思い直してみたりもしました。

一つの殺人事件を、4人の当事者が語っていくという内容。
真実は人が思いたいとおもうように変化していきます。。。。
実は真実はないのではないか・・・。真実って、いったいなんなのか。。。。

原作では、証言者は3人ですが
黒澤明の映画では、4人目の証言者が足されているようです。
4人目の人が一番まともなことを言っているように感じられますが
この人が、一番、怖さを感じました。。。

人によって感じ方は違うと思いますが、
なんとも不思議な映画です。

そして、白黒の映画がとてもとても綺麗でした。