紫陽花

以前、アルバイトをしていた画廊のオーナーさんにお手紙を書こうと思い、便箋を選びに行きました。
その画廊のアルバイトは、１週間だけなんですが、とても充実した時間を過ごさせていただきました。
紫陽花が咲いていた季節に行ったので、展示の開催期間中には床の間に紫陽花が一輪飾ってあったが印象に残っています。昭和８年頃の日本画家のアトリエを画廊の展示会場として利用しています。とても素敵な空間だったのを覚えています。
紫陽花の花は、私の好きな小説家泉鏡花、日本画家鏑木清方がとても大好きだそうです。私は、この二人の物語や絵画に出てくる紫陽花を見るうちに、紫陽花が大好きになりました。清方が晩年に暮らしていた鎌倉の雪ノ下にあるお家には紫陽花が沢山植わっています。
画廊のオーナーさんに、お手紙を出す時には、この季節にしようと考えていました。
銀座５丁目にある鳩居堂さんに行き、青い紫陽花の大きな絵柄のレターセットを購入しました。
私は、自分の字に自信がないため、母に習字のお手本を書いてもらってから、そのレターセットに文字を入れる事になると思います。