自給自足

相田さんとお話をしていて、タイのチェンマイでのあるプロジェクトのお話をお聞きしました。

プロジェクト名は、「The Land Project」とゆうものです。タイ人のアーティスト、カミンとリクリットが中心となって、チェンマイに大きな土地を手に入れ、そこで自給自足の生活を行って、アーティストヴィレッジを作ろうといったものです。いずれは、いくつかの建物を建て、いろいろな人に滞在してほしいとありました。そこに建てる建物は、広さを２メートル×４メートルで統一すること、一階部分は柱だけの造り、つまりピロティ（高床住居）を作る事などが約束事であるそうです。彼らの考えに参画する世界中のアーティストが集まって活動しています。

ますいいでは、お家を建てる際に、セルフビルドとゆうものを行います。お家に住む予定の人が家作りに参加するといったものです。建築事務所として、作る事、現場と関わる事が大好きだからこそこのような姿勢をとらせていただいています。実際に、現在、私も自分が住んでいる家の壁塗りなどを行ったりしています。家族で壁に柿渋をぬった事、家作りを手伝ってくれた知り合いの方々にカレーの差し入れを持っていたり・・・こわごわ足場を上った事など・・・。
このような環境にいる私は、タイのプロジェクトがとても身近に感じます。

自給自足には、日常の生活のひとこまにさまざまな感情を持たせる事が出来るように思います。あたりまえにつくられたものを使用する事で何も感じられなくなってしまうよりも、こういった事を行う事で色々な事が感じられる生活を求めるような村、空間がある事をとても嬉しく思います。