<metronome>
機関誌<メトロノーム>のキュレーターのクレモンティーヌ・ドリスさんのお話を伺ってきました。会場は、代官山。アートNPO AITさんの主催です。
<メトロノーム>は、世界各地でその現地にて調査され、出版されてきました。アーティストとライターによって作られています。
クレモンティーヌさんのお話で、面白いと感じたことがあるので、以下に簡単にまとめます。
■キュレーターって?
それは、キュレーターとは、アーティストさんと仕事をすること。そして、どうやって社会に出て行くかということと関わる人。だから、自分にとっては、必ずしもそれが展覧会と言う形である必要は無い。それに一番良い方法を使う。自分にとって、居心地が良いこと。それは、何かと何かの間。自分にとって居心地が悪いこと、自分にあるアイデンティティがくっつくこと。
■何故作ったの?
アフリカの美術の展示に関わる中で、展示だけではアーティストが考えることが出せない。何かが起こるその前の段階の遊びのようなものを大切にしたい。そこで、文字でまとめていくことにした。マーヴォーとかプロヴォーグとか、そういった感じに似ているかも。。。
また、この本は、作品としてではなく、道具として置きたいともお話されていました。それは、何かの理解を手助けする道具としてです。
■フチュァーアカデミー
■メトロノームの形態
メトロノームの雑誌には、原本となる基がある。
グラフィカルでうるさいものが溢れていた。新たなグラフィカルなスタイルやデザインを作り出すよりは、フォーマットを再利用する方に関心を持った。
**最終的な感想**
展覧会という形である必要が無いというのは、しかも、美術館のキュレーターもする立場の人がそう言うというのに、大きな衝撃を受けました。また、この機関誌についてを、何かを理解するための道具と、はっきりと言いきっているところとも、面白いと感じました。