「生きる」黒澤明  

ずっと近所のTUTAYAでレンタル中だった映画
「生きる」(黒澤明監督)をようやく見ることが出来ました。

主人公は、話しているセリフはぼそぼそとしていてほとんど聞こえないし、なにかかっこ良いセリフを
言っているわけではありません。赤ひげとか7人の侍とか用心棒とか・・・などは
かっこよい主人公がいて、かっこよいセリフを言うのですが。
「生きる」の主人公は、ただただ普通のおじさんです。
余命4ヶ月としり、生きる意味を迷ったりみっともない姿をさらけだして探りはじめます。
「誰かのために何かを作ってみれば」と言われた一言で、自分の道をみつけて行動をします。
市役所の課長という立場で、誰かのために何が出来るのか。。。を真剣に考えて
困っている人達のために、あることを実現します。それは自分のためでもあるようです。。。
その成し遂げ方も、ほんとうに必死にやっているという感じで、けしてヒーローという感じではありません。

この映画で、主人公の目が、いつでも、ものすごくぎらぎらとしていて。
そこに目がいくようになっていて
白黒なのでそれがさらに強調されていて
それが、この主人公の必死さと繋がっていてとても綺麗でした。

かなり良いです!!途中、涙がぼろぼろとまらなかったです。
泣かせようとしている場面とかではぜんぜんないのですが、なんだか
そいう風になってました・・・。

自分も、今やれることを、何事もしつこく必死にやらなくては。。。などと
影響を受けてしまいました。。。(単純かもしれませんが。。。)

☆☆☆話は変わりますが・・・・。

ギャラリーのショップページを少しリニューアルいたしました
まだ、ご紹介できていない作家さんもいらっしゃいますので
随時更新していきたいと思います。
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